技術情報

給水設備のいらない排水性保水性ブロック「たもつくん」は、 ポーラスコンクリートと保水材により構成され、雨水等を速やかに浸透・保水し、 長時間にわたり屋上や歩道の温度上昇を低減します。


排水性保水性ポーラスコンクリートの温度低減効果を手軽に得ることを可能としました。

  • 従来製品は保水期間が1~2日間程度であり、給水設備を設ける必要があり、 コスト高となるが、 たもつくんは実験により10日間以上の保水期間が確認されており、 給水設備が必要なく、 従来製品に比べコスト安となる。
  • 従来製品の保水方法は母材の空隙・骨材・微粉末により保水しているが、 たもつくんは短期的には保水材の微粉末により保水し、 長期的には保水材中の粘土鉱物により保水する。
  • 従来製品は強度が低く、曲げ強度は3N/mm2程度であるが、 たもつくんは曲げ強度4.5N/mm2以上であるため、 重量制限のある屋上用として薄板の対応も可能となる。
  • 従来製品ではブロック全体で保水するため、表層にコケ等が発生する恐れがあるが、 たもつくんは排水層と保水層に分かれているため、 コケ等の発生により表 面の美観が損なわれることがない。
  • 従来製品はインターロッキングブロックを母材としているため、 滑りやすいが、たも つくんはポーラスコンクリートを母材としているため、滑りにくい

実験および試験

国立豊田高専により、アスファルト舗装に対する温度低減効果の測定を行いました。

 

現場透水試験

 
既発表論文

平成16年度 土木学会 第59回 全国大会(年次学術講演会)
プレキャスト排水・保水性舗装版の製造(pdf)

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